DICOMファイルは、後にも述べるようにデータ要素(タグ)から構成されていますが、タグを読み取る前に該当のファイルがDICOM規格のファイルかどうか確認する必要があります。 DICOMファイルに限らず、他の形式のファイルにも先頭部分にヘッダという部分があり、この部分にそのファイルがどのような形式のファイルであるかが記載されています。 DICOMファイルにも先頭にヘッダがあり、DICOM形式のファイルであるかが確認できるようになっています。 (DICOMファイルではタグを含めた画像以外の部分をヘッダと呼ぶこともあります。)
DICOMファイルのヘッダはファイルプリアンブル(前文)とDICOMプリフィックスから構成されています。
ファイルプリアンブルはファイル先頭の128バイトを指しており、基本的には全て「00H」に設定されます。
ただし、「00H」以外が設定される場合があるので注意が必要です。
DICOMプリフィックスはファイルプリアンブルに続く4バイトの文字列であり、「DICM」と設定されます。
ファイル概略図(イメージ図)
ファイル概略図(バイナリデータ)